まるでしゃれたランプのような美しいデザイン。有機ガラスが震えて透明感のある音色を出す「グラスサウンドスピーカー LSPX-S1」をソニーが日本で2月13日に発売する。


1月に米国の家電見本市「CES」に出展して話題を集めた製品。Bluetoothでスマートフォンなどとつながって音楽を再生する。また昔なつかしい電球のフィラメントのような形をしたLED照明が付いており、音色とともに包み込むような光を広げる。



さらにバッテリーを内蔵しており、電源ケーブルをつながなくても最大4時間利用できる。インテリアとしての使い勝手がよさそうだ。

アンプ部の実用最大出力は13W(ウーファーのみ)。2台同時にスマートフォンとつないで使うことも可能だ。

実はソニーが2008年6月に発売したスピーカー「Sountina(サウンティーナ)」を改良した成果となる。小型化したサイズと透き通った音色、リビングルームや書斎、寝室など住空間に溶け込むデザインを新たな特徴として打ち出している。

有機ガラス管が振動することで、人の細かな息遣いや楽器の音色の質感まで細やかに描写できる。誰かが目の前で歌い演奏しているようだと、ソニーは解説している。円筒形なので本体を中心に360度均一に音がはっきり聞こえ、距離が開いても衰えにくいそう。


高音質のデータ形式「LDAC」に対応。高音質デジタルアンプ技術「S-Master」、圧縮音源の高音域補完技術「DSEE」も採用。「ClearAudio+」によるデジタル信号処理技術も取り入れている。

ペールゴールドアルマイトを施したアルミニウムの筐体、グリップ性や手触りを考慮した人工皮革のボトムカバー、触り心地を重視したシリコンラバー製ボタンを備える。


リフレクター頂点のさりげない部分にLEDを配置し、Bluetoothの接続状態などを確認できるようになっている。またNFCという技術に対応したスマートフォンであれば、スピーカーの底面にかざすだけで簡単にBluetooth接続し、操作が可能。

「銀座・ソニーショールーム」「ソニーストア 名古屋」「ソニーストア 大阪」で展示中。

希望小売価格は7万4,000円(税別)。ハイエンドのスマートフォン並の価格には悩んでしまうが、デザインに魅力があるのは確かだ。