ソニーは、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α6300」を3月11日に発売。独自の技術を結集したオートフォーカスシステム「4D FOCUS」により、一瞬の動きを高精度にとらえられるとしている。市場推定価格は、ボディ単体が13万5,000円前後、ズームレンズキットが15万円前後(税別)。

出典:ソニー
出典:ソニー

「α6300」は、同社が展開するAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼モデルの最上位機種。425点の像面位相差AFセンサーをイメージセンサーの画面ほぼ全域に配置しており、高精度なピント合わせができる。位相差AFとコントラストAFを併用したファストハイブリットAFや画像処理エンジン「BIONZ X」により、世界最速となる0.05秒のAFも実現した。


新開発の動体追従アルゴリズム「高密度AF追従テクノロジー」では、位相差AFセンサーが被写体の動きに合わせて連動し、測距点をより高密度に集中して配置するため、複雑に動く被写体もとらえ続けることができる。また、最高約11コマ/秒のAF・AE追従高速連写により、動きの速い被写体の決定的瞬間も逃さないそうだ。

画質においては、新開発の「Exmor CMOSセンサー」(有効約2420万画素、APS-Cサイズ相当)により、集光効率が向上。最高ISO51200までの感度域に対応し、低ノイズで高画質な撮影ができる。動画性能においては、全画素読み出しによる解像力の高い4K動画に対応。広いダイナミックレンジで撮影が可能な「S-Logガンマ」や広い色域をもった「S-Gamut」により、ポストプロダクション時の自由な映像調整も可能だという。