赤い線がブロードバンドのダウンロード通信量を示す(出典:総務省)
赤い線がブロードバンドのダウンロード通信量を示す(出典:総務省)

日本では光回線などブロードバンドサービスの通信量拡大が止まない。2015年11月時点で、ダウンロード通信量は約5.4T(テラ)bpsとなり、前年の同じ月に比べ52.8%増、つまり1.5倍以上になった。総務省が推計値をまとめた。

1契約当たりだと推定で約144.1kbps。あまり大きく感じないが、こちらも前の年の同じ月に比べ46.9%増だそう。時間帯でみると通信量のピークはおおむね21時~23時だとか。


ちなみに同じ時期における携帯電話など移動通信のダウンロード通信量は合計で1,056Gbpsと見られ、前の年の同じ月に比べ24.8%増。こちらも伸びてはいるが、並べてみると固定回線の通信量の拡大が際立つ。

総務省が掲載しているグラフなどを見ると、通信量のはげしい拡大は最近始まったのではなく、持続した傾向だとあらためて確認できる。インターネット接続サービスなどを運営する大手企業は設備の増強に努めているというが、この流れが続けば、いずれは何らかの限界に達するのではないだろうか。