着ているだけで心拍や呼吸の回数、運動量などを計測できるというスマートシャツ「HEXOSKIN(ヘキソスキン)」の販売が始まる。計測結果をスマートフォンやPCなどで分析でき、トレーニング効果の測定、体調管理に役立てられるそう。

カナダのCarre Technologies製で、長野県のキッセイコムテックという企業が取り扱う。


シャツと、「ロガー」という重さ40gほどの小型機器で構成しており、使う際は双方を接続した状態で身につける。シャツには伝導性のある電極と伝導繊維が埋め込んであり、電極に接触した胸から心拍数、呼吸数を調べてロガーに送る。また身体の運動量はロガーに内蔵した加速度センサーで計測する。ロガーに電源を備えており、フル充電から約14時間稼働するそう。

ロガーは取り外したあと、PCとUSBで接続できるほか、Bluetoothを使ってワイヤレスでiPhone、Androidスマートフォンとリアルタイムに無線通信することも可能だ。

価格はシャツと小型機器のセットが7万円(税別、以下同じ)、シャツ単体が4万円。

スマートシャツのような製品は、グンゼとNEC、NTTドコモと東レなども開発している。まだまだ価格も高く、アスリート向けなど用途は限られるようだが、今後はどうなるだろうか。