印鑑や通帳を使わず、手書きの署名をするだけで本人を確認し、銀行の手続きができる「サイン認証」装置が登場した。三井住友銀行の店舗で利用できるようになる。

三井住友銀行、日本総合研究所、NEC、NTTデータが共同で開発した。この装置は人によって異なる「筆はこび」をデータとして登録できる。具体的には字を書くときにペンを動かす距離、方向、筆圧などだ。


いったん筆はこびを記憶させれば、預金口座の開設や住所変更などの手続きする際、サインをするだけで、以前のデータと照らし合わせ、本人かどうか確認できる。


さらに紙の通帳を発行せずインターネット上で明細を確認する「Web通帳」と一緒に利用すれば、何も持ち歩かず銀行を利用でき、盗難のリスクもなくなる。