インターフェイスに「USB Type-C」を搭載した液晶ディスプレイ「FlexScan EV2780」を、EIZOが発売する。「MacBook」などのノートPCにつなぐと給電しながら映像を表示するため、PCの電源ケーブルが不要になる。
27型WQHD(2,560×1,440ドット)のモデル。USB Type-Cにより映像、音声、USB信号を1本のケーブルで伝送でき、さらに最大30Wまで給電が可能。
一般にデスク上でノートPCと大型の液晶ディスプレイを一緒に使う場合、双方に1本ずつ電源ケーブルをつなぐのが普通だが、USB Type-Cを使えばディスプレイからPCに給電できるので、PC側の電源ケーブルは不要になる。
デスクまわりの配線がすっきりするし、ノートPCをあちこちに持ち運んで作業をする人は、デスクに戻った際につなぎ替えの作業の手間も減る。
なお、EIZOでは一部のスマートフォン「Lumia 950/950XL」「G5 H860N」「HTC 10 M10h」などと接続して動作状況を評価しており、機能の制限はあるものの利用可能となっている。タブレットへの対応などについても、使う人から要望があれば確認するとしている。
HDMI、DiplayPortなどのインターフェイスも採用している。
このほかの特徴としては画面の額縁部が全辺1mmで突起部分の無いフレームレス・フルフラットデザインを採用し、正面部に視覚的なノイズが無いため、画面に集中してPC作業ができる。デュアルモニターを使う場合も額縁が邪魔にならず、ストレスが少ない。画面の明るさを自動で調整する機能やブルーライトカット、画面のちらつきカット機能なども備える。
カラーがブラックのモデルを11月18日、ホワイトのモデルを12月21日にそれぞれ発売する。オープン価格だが直販は11万1,024円(税込)。