自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」

多くのサイクリストが愛用している自転車用のケーブルロック。だがこのロックには、走行時の持ち運びが面倒だという欠点がある。ポケットに入れると落としてしまうことがあるし、フレームに巻き付けておいても安定しない。

多くのサイクリストが使用する自転車用のライト。これは、充電時のために簡単に取り付け/取り外しが可能になっているが、このために、盗難されることが多い自転車用アクセサリーにもなってしまっている。目的地に到着するたびに取り外さなければならないが、急いでいるときには忘れがちとなる。盗まれてしまえば新しくライトを買わなければいけないし、購入するまで夜間の走行ができなくなってしまう。


「Lemurlock」は、自転車用ロックと自転車用ライトを一つにまとめたアクセサリー。ケーブルロックの両端に「フロントライト」と「テールライト」が取り付けられている。自転車だけでなく、自転車用ライトの盗難を防ぐ目的で開発された。

自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」
自転車用ロックと自転車用ライトを一つにまとめた「Lemurlock」

使用するには、まずハンドルバーとシートポストに専用アタッチメントを設置する。あとは、それぞれのアタッチメントにフロントライト&テールライトを取り付けるだけだ。ライトの取り付け/取り外しは一瞬でできるようデザインされている。

走行時にはフロント&テールライトをアタッチメントに取り付けた状態で使用する。このとき、ケーブルロックは、フレームに巻き付けておく。こうすることで、自転車用ケーブルロックをポケットなどからうっかり落としてしまうことを防げる。

目的地に着いたらライトを取り外し、「Lemurlock」のロック機能を使用。自転車をポールなどにロックするという仕組みだ。ライトはケーブルに固定されているので、ライトを単体で盗むのは困難になっている。

自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」
ロック機能使用例

フロントライトの明るさは200ルーメンで、テールライトは50ルーメン。どちらもIPX 6防水性能を有しており、雨天時の使用が可能だ。テールライトの配光角度は180度で、夜間の被視認性を高めてくれる。

自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」
フロントライトの明るさは200ルーメン

自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」
配光角度180度のテールライト
夜間被視認性を高める

開発元の米国Lemurlockでは現在、「Lemurlock」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。49ドルの出資で「Lemurlock」を1つ入手可能だ。ライト+ロックを合わせたものがこの価格で手に入るなら、悪くないのではないだろうか?出荷は2017年6月に予定されている。

自転車用ロックと自転車用ライトをひとつにまとめた「Lemurlock」
「アイハブ ア“ロック”、アイハブ ア“ライト”
 ウーン “LemurLock”!」