ウェザーニューズは、三大流星群のひとつである「ふたご座流星群」が観測ピークを迎える12月13日夜から早朝にかけての天気傾向を発表した。明日夜~明後日早朝は全国的に雲が広がり、観測には厳しい天気となる地域が多いとしている。
◆12月13日の天気は?
13日夜~14日早朝は、低気圧や前線が通過し、冬型の気圧配置へ移行するタイミング。このため、全国的に雲が広がり、流星観測は難しい天気となる。ただ、北海道の道東では、低気圧通過後の天気回復が早ければ観測のチャンスがある。また、東北太平洋側や関東の一部、四国・九州の太平洋側、沖縄でも、雲の隙間を狙って観測のチャンスがある。
この予報は12日時点のもの。最新の情報については、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「星空 Ch.」、またはウェザーニュースの特設サイト「ふたご座流星群」を参照されたい。
◆ふたご座流星群とは?
ふたご座流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」と並ぶ3大流星群の1つ。毎年12月14日頃に観測ピークを迎える。地球が小惑星ファエトンの軌道上を通過する際、大気にその宇宙塵が飛び込むことで発生する流星群で、ピーク時には1時間に40個以上の流星が観測できることがある。今年のピークは14日朝9時頃と予想されており、観測は放射点が空高くにのぼる13日の21時以降がおススメ。ただし、14日が満月のため放射点の近くに大きな月があり、月明かりが邪魔をする。観測は月から離れた方向の空を、なるべく広く見るようにするのがポイント。