ポケモンGOの影響、ではない？
日本に訪れたり住んだりしている中国人が好きな日本のキャラクターは、人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する「コダック」が1位。ちょっとびっくりするような結果を、中国の検索大手、百度検索（バイドゥ）がまとめた。
2016年の日本におけるバイドゥの利用状況を調べ、検索キーワードを集計した。在日・訪日中国人が主な対象だ。
それによると、今回は中国でも絶大な人気を誇る「ONE PIECE」を抑えて、「ポケモン」のキャラクター、それもなぜかコダックが1位だ。
日本に住んだり訪れたりした中国人のあいだではコダックが一番人気
人気拡張現実（AR）ゲーム「ポケモンGO」の影響かと思いきやそうでもなく、コダックの頭を抱える姿が「困った」や「悩んでいる」ようすを想像させると、SNSで盛り上がっていた影響ではないかという。またクイズで不正解になると3日間自分のアイコンをコダックにする遊びが流行したため、11月末から検索数が一気に伸びて1位になったのではないか、とバイドゥは分析している。
12月初旬にかけて日本にも中国語圏の流行が伝播し、Twitterのアイコンをコダックに変える人が続出したのは記憶に新しい。
実はクイズに間違えると3日間自分のアイコンをコダックにする遊びは2年ほど前にも海外を中心にひろまっており、波のように寄せては引く現象のようだ。今回はその波のひとつにあたったというところだろうか。
ポケモンという長寿作品ならではともいえるが、しかしアニメやポケモンGOでも存在が目立つかわいらしい「ピカチュウ」ではなく、ちょっと不思議な雰囲気のコダックが注目の的になるのが面白い。
