ALSIのフィルタリングサービスイメージ
悪質サイトを遮断する「フィルタリング」はアプリ内ブラウザーも課題に(出典:ALSI)

仕事中にiPhoneからアダルトや詐欺などの悪質サイトを開きトラブルになる。「Safari(サファリ)」をはじめとするWebブラウザーで買い物、調べものをしているとままある話だが、実はほかのアプリでも同じ危険がある。そのための対策も登場している。

最近はニュース、ゲーム、メッセージアプリなどでも「アプリ内ブラウザー」といって、サファリのようなサイト閲覧機能を備えているものが少なくない。便利な一面、これらを介して悪質サイトを開いてしまう場合がある。

対策として、セキュリティ企業のアルプス システム インテグレーション(ALSI)は、サファリでもほかのアプリでも悪質サイトにつながらないようまとめて遮断するフィルタリングサービス「InterSafe MobileSecurity Lite」を企業向けに販売している。

さまざまなサイトのURLを148分野にまとめたデータベースを利用でき、どのようなサイトを遮断し、どのようなサイトを許可するか、企業の方針に合わせて正確、柔軟に管理できるとしている。

ちなみにフィルタリングサービスには、利用するためにサファリに似た別の専用ブラウザーアプリを入れなければいけない場合もあるが、InterSafe MobileSecurity Liteにはその手間がないという。

また企業によっては、セキュリティのため職場で使うiPhoneなどに制限をかけて監視するMDM(モバイル端末管理)サービスを導入しているところもあるが、InterSafe MobileSecurity Liteはそれらと問題なく共存できるそう。

iOS 9/10を搭載したiPhone、iPadなどで使える。Androidスマートフォンやタブレットは今後対応予定。料金は機器1台につき月額300円または年額3,600円。

まだMDMを導入しておらずフィルタリングなどと一緒に導入したい人のためには別途「InterSafe MobileSecurity」も取り扱っている。

情報提供:アルプス システム インテグレーション