勾玉型チョコレート
勾玉、のように見えるチョコレート(出典:風味絶佳・山陰)

古代の装飾品「勾玉(まがたま)」そっくりのチョコレートが話題になっている。その名も「MAGATAMA」。出雲大社のある島根県の和菓子店と地産品を扱うショッピングサイトが企画したもの。バレンタインデーに合わせて販売中だ。

勾玉は、日本の古代神話・伝説にもゆかりある装飾品だが、なぜチョコレートになったのかといえば、神話に名高い出雲大社が縁結びで有名なことにちなむのだという。見た目の美しさと奇抜な発想が受け、Twitterで拡散して注目の的になっている。


もっとも、ありとあらゆる風変わりなチョコレートが登場するのが、日本のバレンタインデー。すでに古代の遺物である「三角縁神獣鏡」を模したチョコなども有名になっていることだし、勾玉ぐらいではそう驚くにはあたらないかもしれない。

三角縁神獣鏡チョコ
すでにTwitterでは「三角縁紙獣鏡チョコ」も有名なことだし(出典:福井市郷土歴史博物館)

勾玉チョコレートは8種類あり、それぞれ果実などを使って輝石を模した色合い、光沢、雰囲気を出している。例えばピンクの「インカローズ」は甘酸っぱいキイチゴの生チョコレートをすりつぶししたイチゴを入れた練り切りのあんで包んだもの。白い「マザーオブパール」はさわやかな風味のユズを用いた生チョコレートを練り切りあんで包んでいる。

勾玉チョコレートの中身
本物の勾玉に見えるが、中身は生チョコレートを練り切りで包んだもの(出典:風味絶佳・山陰)

注文すると、8種類のうちいずれか3個または5個が箱に詰まって届く。どれが買えるかは分からない。ゲームの「ガチャ」を引くような遊び心で購入するのがよいだろうか。

島根県の和菓子店「坂根屋」と、島根・鳥取の地産品を扱うショッピングサイト「風味絶佳・山陰」によるコラボレーション。なお、風味絶佳・山陰の運営会社に問い合わせたところ、インターネット通販のほか、出雲大社周辺の店舗でも土産品として取り扱いを見込んでいるそう。

価格は3個で540円(税込、以下同じ)、8個で880円。送料は700円から。複数注文で無料になる特典なども用意している。