ドナルド・トランプ大統領
「皆さん、ほんまおおきに」(出典:WhiteHouse)

1月20日、正式に米国大統領となったドナルド・トランプ氏。その就任演説の「関西弁訳」が話題になっている。日本の有志が自らのブログに掲載した。

歴代の大統領就任演説はいずれも、誰にでも聞きとりやすく、分かりやすい英語で話すと評判だが、トランプ氏のものは特に難しい表現を使わず単純な言葉を連ねてできているとして話題だ。


内容については、米国の反対派と支持派のあいだで評価がまっぷたつ。インターネットでは大いに議論が盛り上がり、あおりを受けてか日本でも関心の的だ。NHKをはじめ国内の報道機関もそれぞれ邦訳をネット上に載せたが、トランプ氏に対する視点や立場によって、微妙に日本語のあてはめ方が異なる。どうやら、たった1つの分かりやすい演説についても、聞き手によって解釈は無数に生まれるもようだ。

そうしたなか「ベンチャー役員三界に家なし」という日本のブログが、さらに大胆な解釈の関西弁訳を作った。「関西の人にもアメリカ情勢が分かるように」という配慮だそう。

一部を引用すると次の通り。

「アメリカ第一や!安全第一ちゃうで「アメリカ第一!」」
「どーんと新しい道路とか、高速道路作ったり。ばーんと橋かけたり、どっかーんって空港とかトンネルとかそんで、ばぁーーーって鉄道を、このワシらの国にぶわぁーーーーって引きまくるよ。」

相当に意訳の色が強いが、なんとなくトランプ氏の雰囲気と合っているだろうか。

なお、演説の英語原文はホワイトハウスの公式サイトから閲覧できる。YouTubeには動画もある。「Make America Great Again(米国をまた偉大にしよう)」でしめくくる、威勢のよい内容だ。


公式サイトではほかにも例えば前大統領バラク・オバマ氏の1期目2期目の就任演説も読むことができるので、比較してみるのも面白いかもしれない。