「unirider」は、ベビーカーでもあり、自転車トレーニングマシンでもある子ども向けの乗り物。ニュージーランドに本拠をおくMountain Buggyが販売している。
「unirider」のアイディアを思いついたのは、英国在住のSimon Langhamさん。Langhamさんの子どもは3歳になったとき、ベビーカーにじっと座っているのを嫌がるようになったという。
子どもを連れて外出したい。できれば、自分自身も子どもも外出を楽しみたい。そんな思いを実現するためにLanghamさんは「unirider」の原型となるものを自作。そのアイディアをMountain Buggyが商品化した。
重さは3キロと一般的なベビーカーよりも軽く、持ち運びしやすい。このため「unirider」は、親にとっては玄関先に収納したり、クルマのトランクなどに入れて持ち運んだりする際に便利というメリットがある。
子どもにとっては、ベビーカーに乗っているよりも開放感があり、ストレスを感じないで済む。このように「unirider」は、親にも子どもにもメリットのある、win-win(?)な乗り物なのだ。
また「unirider」を使用しているとバランス感覚が養われるため、その後自転車のトレーニングを始めたときに、より早く自転車の乗り方をマスターできるのでは?とも期待されている。「unirider」でバランス感覚を養ったのち、足蹴り自転車「ストライダー」でハンドル操作を学び、「自転車」でペダルの漕ぎ方を習得する…という順番でマスターすれば、あまり転ばないで、痛い思いをしないで自転車に乗れるようになるかもしれない。
2~5歳までの子どもに対応している。対応荷重は25キロ。価格が99.99ドルとお手頃なのも魅力だ。
Mountain Buggyに対し「unirider」の日本での販売について問い合わせているが、残念ながら本稿執筆時までに回答を得ることはできなかった。