ねこちゃんの写真
線画から写真を合成してくれる

手書きした「絵」を本物そっくりな「写真」を作れるアプリケーション「Image-to-Image Demo」が話題だ。動的ニューラルネットワーク(神経回路網)など人工知能(AI)技術を応用した成果らしい。

最近、何かと話題になっている「pix2pix」という画像処理に関するニューラルネットワークの技術を、絵から写真を作り出す手段として生かしている。

例えば大小の四角を適当に並べた絵を描いて、Image-to-Image Demoにかけると、それをもとに実際の建物の写真から取り出した壁や窓を配置して、本物のようだが現実には存在しない新たな建物を生み出す。

建物を合成したところ
建物の写真もこの通り

あるいはとがった耳やしっぽなど、猫の輪郭だけを描けば、それをもとに柔らかい毛並みやくりくりした瞳を持つ、猫の写真が作れる。

ほかにも靴やカバンなどの写真を作れるようになっている。pix2pixはさまざまな分野で応用が進んでおり、色々と面白いアプリが登場しているが、今回のものも実によくできている。

pix2pix、Image-to-Image Demoはそれぞれ、技術情報の共有サイト「GitHub」に設計図に当たるソースコードを公開中。腕に覚えがあれば同じようなアプリを開発できる。

ちなみに技術者だけでなく、絵を描くのが好きな層もひきつけているようで、Twitterなどでは実際に試した結果を次々と投稿している。特に猫の写真を作り出すのが人気のようだが、必ずしも公式の見本のようにうまくいくとばかりは限らず、失敗して少々グロテスクな怪物のようになってしまった画像も流れている。

失敗した猫ちゃん画像
ショッキングな「失敗作」も

猫の写真作りは心臓の強い人のみが試すべきだろう。