ASIMO(アシモ)の製品画像
ASIMOの衝撃、ふたたび?

本田技研工業(ホンダ)子会社、本田技術研究所は4月、ロボット技術を手掛ける研究開発組織「R&DセンターX(エックス)」を新設する。20世紀の終わりに、人型ロボット「ASIMO(アシモ)」で世界に衝撃を与えたホンダが再びこの分野で新たな発明を生み出すのだろうか。

人工知能やビッグデータをはじめとする技術の進歩による、従来以上に幅広い分野で新たな取り組みができる可能性が広がった状況を踏まえた動きという。

X(エックス)が手掛けるのは、ロボットのほか自律型モビリティシステム(運転しなくても動く乗り物)など「ロボティクス」と総称するもので、さらにそれらのエネルギー管理も含める。

また「オープンイノベーション」を掲げ外部との連携も図る。2016年に開設した組織「HondaイノベーションラボTokyo(HIL-TK)」が窓口となるそう。

これに加え、より高い視点と広い視野で研究開発を進められるよう、アドバイザーとして人工知能の第一人者であるスタンフォード大学名誉教授、エドワード・ファイゲンバウム博士、企業再生を手掛ける経営共創基盤の最高経営者(CEO)である冨山和彦氏を招くそう。

ホンダは1980年代に2足歩行の原理を究明し、E0~6、P1~3にいたる各種ロボットを次々と開発、2000年にASIMOという形でひとつの到達点を見て、20世紀における日本のロボット開発を象徴する存在となった。

ホンダのロボット開発史
ホンダによるロボット開発の歴史

いったい21世紀にはどのような切り口を見せるのか、興味の尽きないところだ。