LINEとGateboxのイメージ

LINEは、バーチャルホームロボット「Gatebox」を開発しているウィンクルを子会社にした。LINEなどが手掛ける人工知能(AI)技術基盤「Clova」と組み合わせて実用化を目指す。

Gateboxは2016年に発表になって話題を呼んだ製品。家に置いておくと、朝になると目覚ましの代わりをし、夜に帰宅すると出迎えの挨拶をする。通信機能のある家電など、いわゆるIoT(モノのインターネット)ともつながって管理でき、風呂あがりにさりげなくテレビをつけるといった、ちょっとした生活の手伝いもしてくれるそう。

「Amazon Echo」や「Google Home」などの発想にも相通じるが、日本らしく、かわいらしいキャラクターと自然な会話をするように利用できるのが特徴。当初公開になったコンセプト映像は魅力に満ちていたが、Amazon.comやGoogleのような莫大な資金と人員を持つITの巨人ならともかく、はるかに小規模な国内企業に実現できるのかと疑問視する向きもあった。

はたしてLINEの子会社になったことでそうした懸念をぬぐいされるだろうか。

今後はAI技術基盤ClovaをはじめLINEが保有する各種サービスと連携し、キャラクターとのより自然な交流ができるようにするという。LINEの最高戦略マーケティング責任者(CSMO)舛田淳氏がウィンクルの社外取締役になる。

ウィンクルは今後、人員を増やす。募集対象は電子回路設計、機械設計、iOS/Androidアプリケーション開発、node.js開発、機械学習を担うエンジニア、および3DCGデザイナーなどが中心。合計10~20名を見込んでいる。

社員の規模は既存の15人から2倍となる30人に拡大する。従来大手メーカーで家電やPCの開発に携わってきたハードウェアエンジニアやIoTの領域に挑戦したいソフトウェアエンジニアを歓迎するとしている。