ドコモと未来シェア

乗りたい人に合わせ、バスが自動でルートを変更する、人工知能(AI)技術を生かした「AI運行バス」。それを実現するための基盤をNTTドコモなどが開発するという。

もとになるのは、未来シェアという北海道の企業が手掛ける「Smart Access Vehicle(SAV)」技術だ。バスを待っている人の数や位置をAI技術で把握したうえで、最適なルートを走らせ、次々に拾い上げて、それぞれの目的地へ送り届ける。

SAVを使った実験の写真
SAVを使った実験のようす

乗り合いの路線バスにタクシーのような配車機能を持たせる、といったおもむきだ。

路線バスについては、少子高齢化と人口減少により、地域に乗りたい住民はいるものの人数が少なく、利用頻度が低いために廃止や本数削減になる場合が多い。AI技術でそうした問題への対策を図るという。

ドコモが保有する「リアルタイム移動需要予測」の技術を生かす。携帯電話ネットワークの仕組みから作成した人口統計データに、交通事業者の運行データを組み合わせ、AI技術でリアルタイムに処理して、未来の需要を予測する。

将来はバスに乗る人は利用したいとき、したい場所で乗車が可能になる一方、バス会社はより多くの人を効率良く乗車させ、無駄のない運行による経費削減を期待できるという。