高級皮革のiPhoneケース
ブライドルレザーを使ったiPhoneケース

iPhoneケースは実にさまざまな種類があるが、高級路線はどこまで受け入れられるのだろうか。例えば最近は、英国伝統の牛革「ブライドルレザー」を日本の職人が仕立てたモデルが、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で先行販売中だ。

 栃木県に本拠を置く「UNDER COOLED(アンダークールド)」というブランドが手掛ける企画。もともと欧州の皮革を使うiPhoneケースを売り出しているところだが、新たに目を引くモデルを発表した。

ブライドルレザーは馬の頭につけて操るためのひも、Bridle(ブライドル)に由来する名前で、頑丈さが特徴。幾度も塗り込んだロウが表面に白く浮き出た外観をしている。英国で皮革をなめし、製造する業者、Tanner(タンナー)の1つThomas Ware&Sons(トーマスウェア)から仕入れ、日本の職人がiPhoneケースの外装に用いるそう。

ブライドルレザーのイメージ
塗り込んだロウが白く浮き出る外観が特徴

また内装にはイタリアOrice(オリーチェ)製のオイルドレザーを使うとか。

オイルドレザーのイメージ
内装にはイタリアのオイルドレザーを使う

カラーはブラック1種類。マグネット内蔵で、横置きスタンド対応。「大人の男向け」だそうで、通常の販売価格は1個1万9,800円(税別)。格安スマートフォンなら1台買えてしまう値段だ。クラウドファンディングでは早期割引などを設定しているとはいえ、1万円を下回ることはない。

3月22日から4月25日にかけて、東京の百貨店「伊勢丹新宿」本館2階に展示し、実際に手に取って見られるようにするという。

ありとあらゆる年齢、性別、地位の人々がスマートフォンを手にする時代。機種は多々あれ、iPhoneは最もブランドとして確立したシリーズというのは衆目の一致するところ。しかし定評があるといっても、大量に出回り、多くの人が持てるのでは、立場に合わせて特別な貫禄を出したい、周りと差をつけたいという欲求に応えにくいのも確か。付加価値を打ち出した製品が登場するのも自然な流れとはいえる。

海外では純金製でドナルド・トランプ米国大統領やウラジミール・プーチンロシア大統領の肖像をあしらった純金のiPhone 7なども登場しており、日本円にして30万円以上の値段がついていたりする。

それに比べれば今回のような日本の製品などははるかにおとなしく、趣味も良いと言える。

牛革iPhoneケースのイメージ
落ち着いた雰囲気だ

とはいえ、果たして高級路線のiPhoneケースはどこまで需要を掘り起こせるだろうか。