ソフトバンクの格安SIM

ソフトバンクのiPhoneを持っている人が、使っている機種はそのまま月々の負担を抑えられる、いわゆる格安携帯(格安SIM)が簡単に利用できるようになる。3月22日から「開幕SIM」として申し込みが可能だ。

最近さまざまな企業が、NTTドコモの携帯電話回線を使って低料金でiPhoneやAndroidスマートフォンが利用できる格安携帯を展開している。あまり手厚いサポートは受けられないが、費用をおさえたい人が導入している。


もとになっているのはドコモの回線なので、ドコモから格安携帯に乗り換えた場合はたいてい、手持ちのiPhoneなどを継続して使える。一方KDDI(au)やソフトバンクで契約した機種では難しい。

しかし格安携帯を展開する企業のひとつ、日本通信が2月、ソフトバンクと「相互接続」という取り組みに合意。ソフトバンクのiPhoneやiPadをそのまま利用できる新たな格安携帯を始めると発表した。

ソフトバンクのプランから開幕SIMに乗り換える際、「SIMロック解除」といった面倒な手続きは不要。月1GB、3GB、7GB、30GBというデータ通信量の異なる4種類のプランを選べる。

開幕SIMの料金表図

料金は月1GBで880円(税別、以下同じ)など。「ソフトバンクのデータ通信料金に比べて3分の1以下から利用できる」と日本通信は主張している。

また対応機種はiPhone 5以降などとなっている。

iPhoneなどの対応機種一覧

月額料金のほかにかかる費用は、初期手数料相当のパッケージ料金3,000円、ユニバーサル料金の月額2円のみで、いわゆる2年契約の縛りもないという。

日本通信は今後、ほかの企業が同様の格安携帯を立ち上げるのを支援していく考え。