ANAのゲームキャンペーン

iPhoneでソーシャルゲームを有料で遊ぶと、全日本空輸(ANA)グループのマイレージ(マイル)がたまる。こんなキャンペーンがあらためて注目を浴びている。ゲーム好きに訴えようとする内容が、とても「直球」だと話題だ。

ANAの公式サイトにある特設コーナー「マイルが貯まるゲーム課金」を見ると、次のような文言がある。


「App Store上の有料ゲームのご購入やゲーム内の課金をするとANAのマイルが貯まります。今話題のPokemon GOやモンスターストライクなどApp Store内のゲームカテゴリのすべてのゲームでマイルが貯まります」

もちろん「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」でも「グランブルーファンタジー(グラブル)」でも「Fate/Grand Order(FGO)」でもかまわない。

ゲームの起動前にANAのポイントサイト「マイレージモール」を経由し、支払いをすれば200円ごとに1マイルを、2~3か月以内に受け取れる。ただし定期購入、定期購読による毎月の支払いがある場合は、初回の購入分のみ対象になる。

つまり月額制のゲームを遊ぶ人より、イベントなどで無作為にキャラクターやアイテムを入手できる「ガチャ」などを目当てに、不定期に支払いをする人の利用を見込んでいるもようだ。

ところで課金という単語は本来、ソーシャルゲームを運営する企業などが、遊ぶ人に対して「料金を課す」という意味。だがANAのキャンペーンでは「遊ぶ人が自分でする行為」というインターネットスラングとしての使い方を採用するなど、全体にゲーム好きの目線に合った文言になっていて面白い。