マンゴーの栽培イメージ
au、マンゴー育てるって

KDDI(au)はマンゴーの栽培を開始した。沖縄県は宮古島のハウスで育てる。できあがったら販売予定で、一般の人も食べられるそう。複数の企業や大学と協力する。

マンゴーは甘く香り高いトロピカルフルーツの代表の1つとして、生食はもちろんマンゴープリンやマンゴーピューレ、ドライマンゴーになったり、ケーキ、パフェの材料としても人気。輸入品はもちろん国産品も人気で、スーパーなどでもよく見かける。


ただし作るのは苦労も多く、例えばマンゴーを育てるハウス内の異常高温や低温、乾燥、高湿度、日照不足などは課題だ。

auはIoT(モノのインターネット)技術を駆使し、マンゴーをうまく栽培する考え。グループ会社の沖縄セルラー電話、IoT機器開発のスカイディスク、それに琉球大学と協力する。

IoT機器「SkyLogger(スカイロガー)」がセンサーでマンゴーのようすを常時監視。異常を検知すると関係者のスマートフォンに即時通知する。

スカイロガーのイメージ
IoT機器「SkyLogger」を投入

離れた場所にいてもハウス内のようすが把握できるようにし、日照が足りなければLED照明で補い、植物の光合成に必要な二酸化炭素(CO2)を添加したりして生育不良を減らし、栽培期間も短縮する。

マンゴーの補光実験のようす
IoTに見守られ、LED照明ですくすく育つマンゴー

省電力で広い範囲を網羅できるIoT向け通信技術「LoRaWAN (ローラワン)」を生かすことで、さまざまなハウスで同じような仕組みを簡単に導入できるようにする。

栽培場所は宮古島の「マンゴー農場長北ファーム」。期間は2017年4月~2019年3月という。