テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
これがテント界の“激薄物件”「カベテント」

東京の街を歩いていると、激薄物件と呼ばれる建物に出くわすことがある。狭い土地を有効活用(?)した結果なのだろうが、「この部分に、人は入れるの?」と訝ってしまうほど細いビルは、かなりの数存在している。

「カベテント」は、テント界の激薄物件。キャンプ場で出くわしたら、一瞬、なぜ?と戸惑ってしまうこと間違いなしの薄いテントだ。アウトドアブランドDOPPELGANGER OUTDOORが開発した。


テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
薄!

「カベテント」の正体は、キャンプサイトで壁を作るためのアイテム。強風時の風よけ、調理中&たき火中の火の粉よけなどに使用する目的で開発されたものだ。その他、プライバシー保護の目的で使用することもできる。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
正体を知ってなお、想像力を喚起するルックス!

キャンプサイトによっては、風が吹くと砂が舞い上がるようなケースも。そんなときに「カベテント」を設置すれば、食事を砂埃から守ることができる。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
「砂を被ってないアンパンは、うまいな」

「カベテント」は垂直ではなく斜めになっているため、風を受け流すことが可能。それなりに強い風の際にも、高い耐風性を期待できる。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
「右から、右から なにかが来てる♪」

火の粉よけにも最適。素材にはポリコットンという火の粉があたっても穴があきにくい素材を採用。たき火とテントの間、あるいはクルマとの間に「カベテント」を設営すれば、火の粉をブロックできる。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
この場合、火の粉から守るべきはクルマではなく、手前のカマボコテントでは?

プライバシー保護にも使用可能。「カベテント」を設営することで、ある種のA.T.フィールドを展開可能だ。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
「まったく、ゼーレの老人たちは…。」

だがこれだけではない。上記3つの目的のほかにも、購入者のライフスタイルと想像力により、ざまざまな使用目的を見つけられるはずだ。

DOPPELGANGER OUTDOORの広報担当の方によれば、今年3月に開催された「HajimarinoFESTIVAL in日本橋三越本店」に「カベテント」を出展した際、会場を訪れた子どもたちは「かくれんぼ」という、「カベテント」の本来の目的とは異なる楽しみ方を見出していたそうだ。

テント界の“檄薄物件”「カベテント」発売
子どもは、きっと楽しい!

その他、寂しいとき、悲しいときの隠れ家として使用する、という目的も考えられる。

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まぁでも、普通は、見せたくないものの目隠し、でしょう

「カベテント」は、2017年4月8日、9日に、代々木公園内で行われるイベント「アウトドアデイジャパン」で展示され、予約が開始される。発売は4月中旬を予定。価格はオープンだが、参考価格は1万6,574円(消費税別)。

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好きな人は、きっと、好き