タイプライター風キーボード「Penna」

「Penna」はレトロでおしゃれなタイプライター風キーボード。iPhone/iPadなど、スマートフォンやタブレット用の入力デバイスとして開発された。

タイプライター風キーボード「Penna」
レトロでおしゃれなタイプライター風キーボード「Penna」

スマートフォン用のポータブルなキーボードは多く存在している。それらは出先で文字入力をしたいときなどには便利だ。だが自宅で使うと考えた場合、デザインがいまひとつのものが多い。また、折り畳み式になっているためキー配列が通常のキーボードとは若干異なっており、長時間は打ちにくいというケースも。


「Penna」は自分の部屋に置きたくなるデザインを持ったキーボード。キー配列も自然で、「仮想キーボードよりもまし」ではなく、「気持ちよく長文を打つ」ことができる製品だ。

タイプライター風キーボード「Penna」
部屋の雰囲気にあわせるため、カラーバリエーションも豊富に用意

キートップには、ドイツCherry社製を採用。使用目的にあわせ、打鍵音が静かな「茶軸」、心地よいクリック音の「青軸」、押し上げ圧の軽い「赤軸」から選択できる。

タイプライター風キーボード「Penna」
タイプライターの打鍵感に最も近いのは「青軸」

キーレイアウトは、キートップを差し替えることで、使用しているデバイスに合わせて変更できる。Windows/AndroidとiOSに対応可能だ。

タイプライター風キーボード「Penna」
使用するOSにあわせ、キー配列を変更できる

興味深いのはキャリッジリターンレバーのようなデザインの「マクロバー」。これには、EnterやBackspaceなど、良く使うキーを登録できる。文章も記録することが可能だ。

タイプライター風キーボード「Penna」
マクロバーで、よく使うキーを登録可能

日本語の文章を「マクロバー」で登録できるのか開発元のElretronに尋ねたところ、可能だとの回答を得た。「平素はひとかた…」といった定型文をよく使う人には便利だろう。

Elretronは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、79ドルの出資+39ドルの送料で、Super Early Bird Packを入手可能だ。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は180ドルになる予定。出荷は2017年8月に予定されている。

タイプライター風キーボード「Penna」
やっぱ、物理キーボードだよね