LINEで買える自販機

無料チャットアプリケーション「LINE」を入れたiPhoneなどをかざすとドリンクが買え、ポイントもたまる自動販売機「Tappiness(タピネス)」が登場した。キリンビバレッジバリューベンダー(キリンVB)が手掛けるもの。

まず首都圏・近畿圏の一部で利用でき、夏以降は全国主要都市部でも順次使えるようになる。今後1年間で2万台の自販機がタピネスになるそう。

自販機とiPhoneなどがBluetoothで無線通信する仕組みだ。

使い方はというと、iPhoneなどでLINEを起動した状態にし、自販機に歩み寄ればよい。すぐに購入画面があらわれる。といっても、ほぼ自販機にタッチするような近さで機能するそうなので、横を通り過ぎただけで誤作動を起こす、といった心配はなさそう。

決済方法はLINEの決済機能「LINE Pay」のほか、電子マネー、もちろん現金も選べる。すべてLINE上で手早く操作できる。また1回ごとに購入ごとに「ドリンクポイント」が1点たまり、15点になると好きな飲料と無料で交換できる「特典チケット」を受け取れる。

LINE Payの決済状況

もらったチケットはLINEでつながる家族や友達へ贈ることも可能。なお、キャンペーンとしてタピネスを初めて利用する人はドリンクポイントを初めから10点もらえるという。

ちなみにタピネスを手掛けるキリンVBは過去にもLINEとつながる自販機「VENDORPHOTO(ベンダーフォト)」を開発している。こちらはカメラ付きで、ドリンクを買うと自撮り(セルフィー)ができ、LINEでその写真を受け取れた。