水力でも風力でも発電できる「Waterlily」

「Waterlily」は、手軽に持ち運べる小型の発電機。水力だけでなく、風力でも使用できるのが魅力だ。キャンプなどで川の中や風の強い場所にこの装置を設置すれば、スマートフォンやタブレット、その他USBデバイスを充電できる。

水力でも風力でも発電できる「Waterlily」

サイズは直径18x高さ7.5センチで、重さは800グラムとバックパックに入れて持ち歩けるパッケージ。だが発電能力は意外とパワフルで、水力で発電する場合、スマートフォン1台を、流れの速さが秒速0.7メートルの川で約8時間、0.9メートルで約4時間、1.0メートルで約2.5時間で充電可能だ。


水力でも風力でも発電できる「Waterlily」

風力で発電する場合、スマートフォン1台の充電時間は、風速が秒速約7メートルで8時間、8.6メートルで約4時間、10メートルで約2.5時間となる。

キャンプ用の発電装置には、ソーラーパネルを装備した太陽光発電タイプが多い。だが太陽光発電では、夜間は使用できないというデメリットがある。「Waterlily」では水力または風力に対応しているので、例えば夜間、キャンプで利用者が寝ている間にスマートフォンなどを充電することが可能だ。

開発元はまた、手回し充電用キット、自転車取り付けキット、そしてカヌーやカヤックへの取り付けキットなども用意するとしている。

開発元の Seaformatics Systemsは現在、同社のWebサイトでプリオーダーを受け付けている。期間中は99ドル(送料無料)で入手可能だ。プリオーダー期間終了後の価格は149ドルとなる。出荷は2017年8月に予定されている。