iPad Proのイメージ

Apple(アップル)は高性能タブレット「iPad Pro」の新モデルを発表した。10.5型と12.9型の2種類。ほとんどのノートPCより高性能だとしている。すでに販売が始まっている。

iPad Proのイメージ

まずディスプレイの性能を向上した点を大きく打ち出している。10.5型は2,224×1,668ドット、12.9型は2,732 x 2,048ドットの解像度。どちらも「ProMotion」という技術を採用しており、再生している映像の動きに合わせてディスプレイを自動調整し、消費電力を抑えられる。また1秒間に画面を何回書き換えるかの目安、リフレッシュレートが最大120Hzと非常に高いため、流れるようなスクロールの操作性と素早い反応が得られ、よりなめらかな動画の視聴が可能。


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さらに別売の電子ペン(スタイラス)「Apple Pencil」をより快適に使えるようになり、画面に筆を走らせて反応があるまでの時間の目安となるレイテンシーを業界最高水準の20ミリ秒まで軽減しており、より自然な描画ができるという。

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歴代iPadのなかで最も明るいディスプレイで、屋内でも屋外でも見やすいよう反射防止コーティングも施してある。「True Tone」技術により周囲の照明に合わせてディスプレイのホワイトバランスを自動調整する。広色域に対応しているため、デジタルシネマの標準カラーを忠実に再現できるとのこと。

頭脳として「A10X」を搭載。64bit、6コアのCPU、12コアのGPUで構成し、既存の最も高速なノートPCに匹敵する性能をうたっており、写真や4K動画の編集、3D画像のレンダリング、ゲームプレイなどを難なくこなせるそう。またOSを今秋登場する「iOS 11」に更新すればテキスト、写真などをアプリケーション間でドラッグ&ドロップでき、よりノートPCに近い使い勝手になる。

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カメラはiPhone 7と同水準。背面が1,200万画素で、光学式手ぶれ補正機能付き。前面は700万画素でビデオチャット「FaceTime」などに使う。4スピーカーのオーディオシステムも組み込んでいる。Touch IDの反応も素早くなっているそう。

これに加えモデルによってApple SIM2とLTE-Advanced3に対応し、180以上の国や地域で簡単に携帯電話回線につながる。インターフェイスはLightningとヘッドホンジャック。

重さは10.5型が469gから、12.9型が677gから。どちらも内蔵バッテリーで最大10時間稼働する。

10.5型の本体カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4種類で、直販価格は6万9,800円(税込、以下同じ)から。12.9型はシルバー、スペースグレイ、ゴールド3種類で、価格は8万6,800円から。

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アクセサリーはApple Pencilが1万800円、キーボード兼カバー「Smart Keyboard」は10.5型用が1万7,800円、12.9型用が1万8,800円といった具合だ。

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