Twitterのアイコンイメージ
Twitterのアイコンが急に丸くなった

Twitterがアイコンなどのデザインを変更し、話題となっている。使っている人の多くはまた新しい画面に慣れようと四苦八苦しつつ、冗談も飛ばしている。

Twitterの唐突なデザインや機能の変更は毎度のことで、たいてい多くの人を困惑させてきたが、あまり頻繁なので、最近は「またか」とものなれた反応も少なくない。


Twitterによると、2016年夏にブランドを刷新した際、「Twitterには今起きていることや人々が考えていることがリアルタイムに集まる」と案内しており、今回は使っている人からの意見や着想をもとに、より軽く、速く、簡単に利用できるよう改良をしたという。意見に沿って残したほうが良いと指摘のあった部分は残し、改善すべき部分は見直し、より良いものにしたとしている。

アイコンを丸くしたのは添付画像との違いをはっきりさせ、誰が何を話しているかがより分かりやすくするためだそう。

これから数日のうちに、Webサイト版やiPhone、iPad、Androidスマートフォン、タブレット向けアプリケーションなどで反映していくそう。

アイコンなどが丸くなった以外の主な変更点としてはプロフィール、別のアカウントへの切り替え、設定、プライバシーがひとつの場所にまとまった。横に新しいサイドナビゲーションメニューが付き、下のタブは数が減った。2016年にAndroid向けアプリが導入した仕様をiPhone、iPad向けアプリにも取り入れた。

iPhone、iPad向けアプリではまたツイート(投稿)に入っているリンクをタップすると、Twitterのアプリ内でWebブラウザー「Safari」が動作しリンク先の内容を表示するようになった。すでにログインしているWebサイトの利用が簡単になる。

これに加え見出し部分が太字になり、何をしているのかがはっきり分かるようになった。またこれまで返信ツイートの矢印アイコンを「削除」や「前に戻る」だと思っている人がいたため、多くの人に親しみがある「吹き出し」アイコンに変更になったそう。 

「返信」「リツイート」「いいね」の数も瞬時に更新するようになった。この機能はiPhoneやAndroid向けアプリで順次利用できるようになる。

色のコントラストを強くしたり、iPhone向けアプリではリンクをタップした際に常にSafariの「リーダー表示」を利用できるようにしたりといったアクセシビリティの改良も加えている。

さてTwitter上での反応はというと、人によっては便利になった、デザインがかわいくなったといった好評もある一方、例えばTwitterを広報、宣伝に使っている企業などは、四角いアイコンを想定して掲載していた自社のロゴやブランドイメージなどを丸いアイコン向けに修正するなどの対応に追われている。あわただしい動きに、つい笑いを誘われるが、ビジネスの一環としてTwitterをきちんと生かそうとしている会社にとっては大切な業務だ。

またTwitterの唐突な仕様変更をユーモラスに描いた擬人化漫画「ついったーさん」に言及し、新作の題材ができたとして、更新を心待ちにする声もある。