北海道のオーロラ
(出典:名寄市立天文台「北すばる」公式Twitter)

本時間の9月6日に太陽の表面で発生した大爆発「太陽フレア」の影響により、地球各地で美しいオーロラが観測できるとの期待が高まっている。北海道でも見える可能性がある。

米国航空宇宙局(NASA)によると6日に起きた太陽フレアは2回。最初はX2.2、続いてはX9.3という等級で、A、B、C、M、Xという5段階のうち最上位。


これにより大量の水素、陽子などのガス、それにX線、光などの電磁波、総称して「Coronal Mass Ejection(CME)」と呼ぶものがあふれた。

オーロラはCMEが地球に到達して引き起こす現象だ。主に北極、南極とその周辺で観測しやすいが、北海道からも見える場合もある。過去の写真を見ると、赤い帯がたなびくかのような不思議な色が夜空を染めている。

2015年にオーロラを撮影した道北、名寄市の市立天文台「北すばる」は、今回も各研究機関がインターネット上で公開するデータなどをにらみながら、条件がそろえばまた撮影に挑む考え。


ただし天文台によると、9月6日に満月を迎えたばかりで夜空が明るいため、環境は必ずしも整っているとは言いがたい。しかし、もしよい結果が出ればTwitterなどで発表する可能性はあるとしている。