自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」

旅行にキャリーバッグは必需品。だがそのサイズは大きく、クローゼットや押入れのかなりの部分を占めてしまうケースも。頻繁に使うならともかく、年に1~2回しか使わないという人にとって、これはもったいないことだ。

「ZIPPELIN」は自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ。スイスチューリッヒに本拠を置くFREITAG labが開発した。


自転車用空気入れで膨らませて使うキャリーバッグ「ZIPPELIN」
自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」

キャリーバッグ内のフレームを取り払ってしまったのが特徴。その代わりに、自転車のタイヤチューブを取り付けた。空気を入れたタイヤチューブは十分なサポート力を発揮し、従来のフレームの代わりに機能するという。

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
折り畳んだ「ZIPPELIN」に空気を入れると

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
このサイズに!

自転車のタイヤチューブなので、空気を入れるのも自転車用の空気入れ。膨らませると85リットルの容量のバッグとなり、数日の旅行に必要な荷物を入れられる。

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
膨らませると、85リットル容量のキャリーバッグに

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
左が折り畳み時のサイズで、右が使用時のサイズ

空気を抜いてしまえば、高さ42センチx直径20センチのコンパクトサイズに。狭い部屋にも収納可能だ。

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
空気を抜いてしまえば、本棚の空きスペースに収納できる
次の旅行まで、おやすみ!

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
なんなら、冷蔵庫で冷やしておくことも?

「ZIPPELIN」にはもう一つ特徴がある。それは、リサイクル素材を使っているという点。本体はトラックの幌を使って制作されている。トラックの幌は防水性に優れていて丈夫という特徴があるという。また、リサイクル素材は世界に一つのデザインとなるため、バゲッジクレームで見つけやすいというメリットも。

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
世界に2つとないデザイン

FREITAG labは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、420ユーロの出資と25ユーロの送料で「ZIPPELIN」を入手可能だ。出荷は2018年7月に予定されている。

自転車用空気入れで膨らませるキャリーバッグ「ZIPPELIN」
携帯用空気入れも使える