最高速度115キロ!高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」

2017年の夏、欧州のSNSでは高速道路を走行する自転車の動画が話題になった。その自転車のスピードは時速90キロ以上。時折ペダルを漕ぎながら走行するサイクリストは「黄色い服を着た自転車乗り」と名付けられ、その正体を推測する書き込みがSNS上にあふれた。

欧州のSNSで話題となった高速道路を走行する「黄色い服を着た自転車乗り」
2017年の夏、欧州のSNSで話題となった「黄色い服を着た自転車乗り」


オーストリアのメディアKronen Zeitungはこの「黄色い服を着た自転車乗り」を取材。彼が乗っていたのは自転車ではなくペダル付きの電動バイク「eROCKIT」であり、高速道路を合法的に走行可能なものであることを明らかにした。


「eROCKIT」は2009年頃に数量限定で販売されたもの。このマシンはその後改良され、現在はドイツベルリンに本拠をおくGulasから「Gulas Pi1」シリーズとして販売されている。そのGulasは10月19日、最新モデル「Gulas Pi1S」を発表した。

高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」
「Gulas Pi1」シリーズ最新モデル「Gulas Pi1S」

「Gulas Pi1S」は、38馬力相当のパワーと100Nmのトルクを持つモーターを搭載した電動バイク。このモーターにより、最高速度時速115キロで走行可能だ。

高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」
最高速度時速115キロで走行可能

時速115キロで走行できる電動バイク
だが、ペダルは健在

GulasのStefan Gulas氏は、以前のモデルは「信号で、クルマをぶっちぎれる」パワーを持つ電動バイクだったが、「Gulas Pi1S」は高速道路でクルマを追い抜けるモデルになったと自信を見せている。

高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」
高速道路でクルマを追い抜ける「Gulas Pi1S」

価格は6.5kWhバッテリーを搭載し、航続距離が約125キロの「Gulas Pi1S 6.5」が1万9,665ユーロ(約260万円)。10.0kWhのバッテリーを搭載し、航続距離が約200キロの「Gulas Pi1S 10.0」が2万9,438ユーロ(393万円)。現時点では日本向けの販売ルートを持っていないので、欧州国内のみでの販売となっているが、将来的には日本でも販売したいとのことだった。

高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」
ナンバープレートって、どの国でも、ちょっと格好悪いですね…。

価格は高級なクルマとほぼ同じ。簡単に手を出せるものではない。だが「Gulas Pi1S 6.5」は世界で唯一の、アウトバーンを走れるペダル付きの電動バイクだ。これでペダルを漕ぎながらアウトバーンを走れば、間違いなく注目を浴びる。友だちにクルマから動画を撮影してもらえば、TwitterやInstagram、それにYouTubeでヒーローになれるかもしれない。そう考えれば、393万円という価格は安いのではないか?

高速道路を走る電動バイク「Gulas Pi1S」
日本からだと、アウトバーンまでが遠い…。