富士通のPC事業のイメージ
「FMV」ブランドで知られる富士通のPC、レノボと合弁に

富士通はPC事業を手掛ける子会社の株式を一部、中国Lenovo Group(レノボ)と日本政策投資銀行に譲渡する。2018年度第1四半期がめどだ。

2017年時点では富士通の100%子会社である富士通クライアントコンピューティング(FCCL)の株式のうち、51%がレノボに、5%が日本政策投資銀行に移る。


FCCLの社名は当面そのまま。製品ポートフォリオや開発、製造体制も維持し、富士通ブランドも保つ。法人向け製品は従来通り富士通から販売パートナー経由、あるいは直接販売し、サポートも富士通が担当する。内の個人向け製品はFCCLより量販店経由、あるいは直接販売し、サポートはFCCLが担当する。

一方で、レノボの世界で持つ調達力と存在感を生かし、日本を含む国際市場でPC事業の成長と規模や競争力の拡大を目指すという。日本政策投資銀行もファイナンスに関する知見などで協力する。