さくらインターネットのイメージ

11月2日に、さくらインターネットに繰り返しサイバー攻撃があり、障害発生が相次いでいる。

さくらインターネットは、企業などが独自のWebサイトやメールアドレスを持つ際に便利な「レンタルサーバー」の運営で有名。そこが執拗な攻撃に遭った。


2日の障害について、発表によると最初の発生は3時24分。サイバー犯罪者が外部から不正に大量の通信を要求するなどしてレンタルサーバーに過剰な負荷をかけるサービス妨害(DoS)攻撃により、一般の人が利用しづらくなる事態が起きた。まずインターネット上における住所などを示すドメインが「www1794.sakura.ne.jp」となっているレンタルサーバーが影響を被った。これは対応が完了し4時50分に終息した。

しかし11時51分に今度は「www765.sakura.ne.jp」、12時26分に「www1359.sakura.ne.jp」、同30分にはまた「www1794.sakura.ne.jp」、13時8分には「www1599.sakura.ne.jp」が次々に接続できなくなった。16時45分時点ではまだ対応は完了していない。

国内のITインフラの一端を成すさくらインターネットに対し、以前からサイバー攻撃は断続して発生しているが、同じ日に相次いで発表があるのは珍しい。