ICOのイメージ画像

専門家などの空き時間を売買する取引所「タイムバンク」が、テックビューロのICOプラットフォーム「COMSA」を使ってICOを実施する。早ければ2017年内を予定している。タイムバンクの運営会社メタップスが明らかにした。

タイムバンクは立ち上げから50日で流通総額が6億円を突破し、今後は専門家の時間に限らず、物や場所(不動産・宿泊)などの時間も取り扱いを検討している。ICOで調達する資金はテレビCMを含む大規模なプロモーションに充てる計画。海外への進出も狙う。


またブロックチェーン技術を生かし、トークンによる決済、優待、報酬還元を行い、トークンを軸とした商圏の形成を行う。詳細については今後ホワイトペーパーとして公開する。

従来のICOの多くは、それによって調達した資金を生かすべき製品やサービスが存在しない段階での実施が多く、半年以上経ってもかたちにならない事例もある。一方でタイムバンクはすでに製品開発などの段階を抜けており、そうした問題はない。

また従来のICOの監査や、事業の継続した報告について義務も負っていないため、進捗が不透明になる恐れがあったが、メタップスは上場企業としての開示義務があるため、四半期ごとに情報を出す。