ニンテンドースイッチ

米国の週刊誌「TIME(タイム)」が選ぶ「今年最高のガジェット(The Top 10 Gadgets of 2017)」で「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」が首位となり、「iPhone X(アイフォーンテン)」は2位となった。

TIMEといえば「今年の人(Person of the Year)」を選ぶことで知られるが、最近はガジェットを取り上げる記事も出す。並んでいる製品はいずれも、日本のガジェット好きが見ても妥当と言えるものが多い。


とはいえ、日本で高い存在感を誇るニンテンドースイッチが米国でもiPhone Xをしのぐ注目度を持つとはやや驚きではある。

TIMEがニンテンドースイッチの特徴のうち特に重んじている点は、家庭にいても外に出ても最適な環境でゲームを遊べるという斬新さ。こうした設計が日本と生活習慣も文化も異なる海外で支持を獲得しているのは興味深い。

任天堂が10月末に発表した決算では、日本はもちろん米国および欧州でニンテンドースイッチの販売が堅調で、かつてのヒット製品である据え置きゲーム機「Wii(ウィー)」発売時にせまる高水準で推移していることが明らかになった。

ニンテンドースイッチは発売後約1年間で1,600万台以上の累計セルイン(出荷数)を計画しているが、国内に加え海外での好評からすると、もうさして大胆な数字とも言えない。