人生ゲームのイメージ

KDDI(au)は、「徳」を貯めてより良い来世を目指す「au版人生ゲーム」を開始した。

2018年に登場から50周年を迎えるタカラトミーの「人生ゲーム」 と、KDDIの生活支援サービス「auライフデザイン」がコラボレーションを行った。


お金を貯めて億万長者を目指す通常版に対し、au版は「徳」を貯めて「より良い来世」をめざす。

遊び方はというと、ルーレットを回して出た数字の分だけコマを進める。止まったマスごとにさまざまなイベントが発生し、徳が増減。ゴールの際には徳に応じた来世の自分を見ることが可能だ。

スマートフォン、PCのどちらからでも専用サイトを開けばすぐ無料で始められる。auと契約していなくてもよい。ただしauのデジタル情報マガジン「TIME&SPACE」に会員登録していると限定の機能も楽しめる。TIME&SPACEでは独自グッズももらえる。

なお実際に試してみると、人によってはごくささいなできごとで理不尽なほど勢いよく徳が減り続け、悲惨な来世を迎える場合がある。

しかしルール上、ルーレットを回す以外の選択肢はないので、どれだけ絶望に満ちた状況でもただ進むしかなく、人生の意味をあらためて問いたくなるゲーム内容になる。

不条理な雰囲気を盛り上げているのは、ユーモアサイト「オモコロ」などで連載を持ち、Twitterなどでも人気の漫画家、小野ほりでい氏の脱力感あるイラストだ。繰り返し遊んでいると不意に軽い虚脱が訪れ、現世のしがらみや煩悩がどうでもよく思えてくるので、通勤時や通学時などのリラックスに向く。