ウェザーニューズは、「しぶんぎ座流星群」が観測可能と見込まれるエリアに関しての最新情報を公表している。また、1月3日20時からは流星を全国7か所から生中継する。
■1月3日の天気は?
「しぶんぎ座流星群」の出現ピークとなる2018年1月3日夜は冬型の気圧配置となり、北日本や東、西日本の日本海側では、雨や雪が降るため観測は難しそう。一方、西・東日本の太平洋側は沿岸ほど日本海側からの雲の流れ込みが少なく、晴れて観測はできそう。 沖縄は北寄りの風が湿った空気を運び、雲が広がりやすいので、すき間を狙っての流星観測になりそう。今回発表された情報は、1月2日時点の予報をもとにした見解。最新の天気については、「ウェザーニュースタッチ」内の『星空 Ch.』、またはウェザーニューズの特設サイト「しぶんぎ座流星群」で確認されたい。
■「しぶんぎ座流星群」とは?
「しぶんぎ座流星群」は8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とならぶ3大流星群の一つ。毎年正月明けにピークを迎える。「しぶんぎ座」という星座は現在は存在しないが、かつて「へきめんしぶんぎ座」という星座があったことからこの名前がつけられた。しぶんぎ座流星群の放射点は1等星アルクトゥースのある「うしかい座」と、北極星を含むこぐま座を取り囲むように位置する「りゅう座」の境界付近で、北東の空に出現する。
「しぶんぎ座流星群」は、活動が活発な期間が数時間と短く、流星の観測数が年によって変化するのが特徴。出現ピークと実際に観測できる時間帯が合わない年が多いが、2018年の出現ピークは1月4日午前5時頃と予想されており、4日明け方を中心に流星の見頃となる。 観測条件が良ければ、1時間に20個程度の流星が期待できるが、出現ピークが満月(1月2日)の直後にあたり、月明かりが邪魔をする。月から離れた方向の空を、なるべく広く見るように観測することになりそう。