けん引式車いす補助装置「JINRIKI(ジンリキ)」

「JINRIKI(ジンリキ)」シリーズは、一般的な車いすを、引いて動かす人力車のような乗り物に変える“けん引式車いす補助装置”。長野県に本社を置くJINRIKIが開発製造している。その「JINRIKI」シリーズがKibidangoでクラウドファンディングプロジェクトを開始した。

けん引式車いす補助装置「JINRIKI(ジンリキ)」
車いすを人力車のような乗り物に変える“けん引式車いす補助装置”「JINRIKI(ジンリキ)」

「JINRIKI」シリーズは、車いすに装着して使用する補助装置。介助者は「JINRIKI」を装着することで車いすの前輪を持ち上げやすくなり、特に段差越えや砂利道といったシーンで、より楽に移動できるようになる。同社が公開している商品紹介動画によれば「JINRIKI」は特に災害時の避難に有効で、状況にもよるが最大で3倍の速度で走行し、避難できるという。


けん引式車いす補助装置「JINRIKI(ジンリキ)」
災害時にその力を発揮

階段を上る際にも便利。通常そのようなケースでは大人4~5人で車いすを担ぐ必要があるが、「JINRIKI」を装着すれば大人2人で階段を上れるそうだ。

「JINRIKI」シリーズは、現在はハンドメイドに近い形で製造されている。このため注文に生産が追い付かず、現在は3か月待ちの状況が発生しているという。今回のクラウドファンディングプロジェクトは、この状況を打破するのが目的。クラウドファンディングで調達した資金により金型を製作し、大量生産可能な体制の構築を目指すという。

プロジェクト期間は2017年12月26日から2018年1月18日まで。調達目標金額は150万円となっている。支援の特典は「JINRIKI QUICK」を4万5,000円で入手できるなど。詳細は、Kigidangoサイト内の「車いすを災害時や悪路でも楽々移動できる『JINRIKI』を量産化したい!」を参照されたい。

けん引式車いす補助装置「JINRIKI(ジンリキ)」