からあげのイメージ
伝説のすた丼屋、唐揚げブームには乗っていく

丼チェーン「伝説のすた丼屋」 「名物すた丼の店」は2月1日より「伝説のすたみな唐揚げシリーズ」 を全国展開する。一部店舗で取り扱っていたが、人気が高いため拡大する。

伝説のすた丼屋はもともと、2012年に安くボリュームのあるメニューとして主に学生街の店舗で唐揚げを販売し、主力のすた丼に次ぐ人気を博した過去がある。ただ、少子化、中食化、節約、健康志向などの影響で学生や若年層の来店は年々減少傾向にあった。


ところが最近になって「唐揚げブーム」が世間に到来。これに乗って2017年に一部店舗ですた丼屋らしい唐揚げとして工夫した定食メニュー「鬼盛りすたみな唐揚げライス」を試験販売してみた。

トリのモモ肉を、すた丼のニンニク醤油ダレ、ショウガ、酒で漬け込んで下味をつけ、注文ごとに揚げたてを出す方式。一口で食べるのが難しい約5cm角の大きさのものを約8個、合計280gを山盛りの千切りキャベツに積み上げ、ボリュームを全面に押し出したのも特徴だ。別添のマヨネーズとおろしぽん酢で、味の変化をつけがら食べる。定食メニューではご飯、ミソ汁つき。

試験結果はというと、単品を含め約2割の客から注文があったほか、販売店舗を拡大してほしいという要望も集まった。特に学生街の店舗で好調。ここ数年来店が伸びなかった学生や若年層の掘り起こしにつながったため、このほど全国展開を決めた。

なお販売価格は「鬼盛りすたみな唐揚げライス」が780円(税込、以下同じ)、「ミニ鬼盛りすたみな唐揚げライス」が700円、「超鬼盛りすたみな唐揚げライス」が980円となっている。