大雪のイメージ画像
2014年豪雪時の国道18号 軽井沢バイパス(出典:国土交通省)

1月22日から関東甲信、東北地方で大雪が降る恐れがあるとして、国土交通省はドライバーなどに向け緊急発表した。不要不急の外出は控えてほしいとのこと。ただ、多くの人はいつものように出勤した。

1月22日昼から23日朝にかけて、太平洋側を中心に広い範囲で雪が降り、東京23区など、普段雪の少ない平野部を含め大雪となる恐れがある。

この大雪によるマイカーなどの「立ち往生」に警戒が必要としている。不要不急の外出は控え、やむを得ず運転する場合は冬用タイヤやチェーンを早めに装着するよううながしている。

大雪の予想イメージ
(出典:国土交通省)

1月23日6時までの24時間の予想降雪量はいずれも山沿いの多い所で次の通りだ。

東北地方太平洋側30~50cm
甲信地方、関東地方北部山沿い20~50cm
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて20~50cm
関東地方平野部10~40cm(東京23区など5~10cm)

23日以降は、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に大雪となる見込み。

ちなみに2014年2月13日~15日の豪雪では関東甲信などで普段は降らない地域にも厚く積もり、高速道路や国道でノーマルタイヤのクルマのトラブルをきっかけに、1,600台の大規模な立ち往生が発生。最長で4日間立ち往生が解消せず、人やモノの流れに大きな影響が出た。

国交省の発表は21日。企業などが即座に対応をとれるかというと、そう簡単ではない。首都圏などで主要な交通機関には相変わらず多数の人が乗り込み、道路もいつものようにマイカーが走る。運行や交通に乱れが生じる恐れがあるとの案内を聞きながら、仕事などへ向かう姿だ。