首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」

「INE NECK SPEAKER(ソニックウォーク)」シリーズは、首掛け&折り畳みタイプのBluetoothスピーカー。ジョギング、ハイキング、そしてサイクリング向けに開発された商品です。

首にかけて使用するので、両手がフリーになるのが特徴。また、耳を塞がないので、周囲の音を聞き逃すことがありません。

とはいえ、これはやはり自転車走行で使ってこそメリットのある商品でしょう。ジョギングなどをするには、もっと軽量なBluetoothイヤホンの方があっています。ジョギング以上に激しいスポーツをすれば、「INE NECK SPEAKER」はどこかに吹っ飛んでしまうかもしれません。また、確かに耳は塞ぎませんが、スピーカーから流れる音も塞がれません。ウォーキングで使用したら、周囲の人たちの視線を集めるはめになります。

どう見ても自転車での利用向けの「INE NECK SPEAKER」。自転車通勤で使うと快適でしょうか?実際に装着して、通勤してみました。

■構造は?

「INE NECK SPEAKER」は、バネの力で首回りに固定するタイプ。バネをひろげて首に取り付けます。手を放した後もバネの力で首から外れない仕組みになっています。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
バネの力で、首を挟みます

このバネの力は変えられません。このため、首の太い人、または細い人は使用できない可能性があります。どちらかというと、首の細い人向けの設定でしょうか?

◆首回りが厳しい場合は?
あまり知られていないようですが、「INE NECK SPEAKER」にはスマートフォンスタンドの機能があります。といっても本体に2か所、スマートフォンを挟むための溝があるというだけなのですが。この溝にスマートフォンを挟めば、スマートフォンの左右から音がでてステレオ感が味わえるという機能です。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
この溝にスマートフォンを挟みます
スマートフォンスタンドのない場所で便利です

この機能、サイクリングをして目的地に着いたあとで友だちとビデオ通話をしたり、キャンプのときに動画を鑑賞したりする際に便利。でも実はもうひとつ使い道があります。ここにかなり大き目のスマートフォンや小さめのタブレットを挟み、4~5日おいておくのです。すると、開口部が少し広がり、首が太目の人でも装着が楽になる場合があります。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
6.4インチのファブレットを挟んでみました
広がれ!

広がるのはほんのわずか。ですが、そのわずかが大きな違いになることも。もうちょっと広がれば…と思っている方は試してみると良いかもしれません。

■音は?

悪くありません。以前紹介した「SONIC WALK」とは別次元の音がします。「SONIC WALK」は野球中継などにぴったりと書きましたが、「INE NECK SPEAKER」では音楽を楽しめます。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
もちろん、このサイズとしては、ですけど

■自転車通勤に適してる?

様々な自転車用スピーカーを試してみた結果、「INE NECK SPEAKER」はベストな商品の一つだと感じました。

ハンドルバーに取り付けるタイプのスピーカーは、耳から遠いため、ある程度速いスピードで走っていると何も聞こえなくなります。それでも聞こえるレベルまで音量を上げると、信号待ちのときにまわりの人たちを驚かすことに。

その点、「INE NECK SPEAKER」であれば、耳に近いので、それほど音量レベルを上げる必要はありません。信号待ちではそれでも周囲の人を驚かすことがありますが、その場合には、電源スイッチで簡単にオフにできます。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
スイッチで簡単にオフにできます

利便性、音質、そして安全性をすべてそこそこ満たしているのが「INE NECK SPEAKER」といえるでしょう。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
使わないときには折り畳めます

■使用上の注意

身体の背後にスマートフォンを置いた場合、「INE NECK SPEAKER」とスマートフォンのBluetooth接続は切れがちになります。ズボンのポケットやバックパックにスマートフォンを入れている場合、ほぼ使い物にはなりません。

首掛け&折り畳みタイプの「INE NECK SPEAKER(アイネ ネック スピーカー)」
×ダメな例:後ろポケットやバックパックにスマートフォンを入れるとBluetooth接続が切れます
そりゃもう、ブッチブチです

でも、ハンドルバーなどに付けたスマートフォンホルダーや、ジャケットなどの前ポケットに入れておけば、接続が切れることはありません。こんな短い距離でなぜこんなに違うのかは謎ですが、接続が切れるな、と思ったときには試してみてください。

■首が温まりすぎるけど…

さてこの「INE NECK SPEAKER」に弱点があるとすれば、夏場はとにかく首回りが暑いこと。1時間程度走っていると、汗でムレていらいらすることもあります。また、汗ですべって外れそうになることも。暑いときには3首を冷やせ、寒いときには3首を温めろと言いますが、これって本当なんだなぁと体感できます。

あまり汗っかきでなく、首が細めの人におススメ。「INE NECK SPEAKER」は、そんな自転車通勤用のネックウォーマー…ではなく、ネックスピーカーです。
本記事は、プロモーション記事です。