ウェザーニューズは皆既月食が観測可能と見込まれるエリアに関しての天気傾向を発表した。広範囲で観測が難しい天候になるとしている。

■20時48分部分食スタート

皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見える現象。国立天文台によると、今回の月食では1月31日20時48分から部分月食が始まり、21時51分~23時8分が皆既月食の時間帯となるという。


◆4月4日の月食時間
いよいよ明日(1月31日)、皆既月食!―ウェザーニューズが天気傾向を発表

・部分食の始め:20時48分
・皆既食の始め:21時51分
・食の最大:22時30分
・皆既食の終わり:23時08分
・部分食の終わり:0時12分

皆既月食が観測できるのは、南東の空。部分食が始まる時間には月は夜空に昇っているため、天気さえよければ食の始めから終わりまでを観測可能だ。

なお、次回日本で皆既月食の全行程(部分食の始め~皆既食~部分食の終わり)を観測できるのは、2022年11月8日となる。

■1月31日の天気は?

31日夜は、比較的雲が薄い関東周辺や北海道の道東を中心に、月食の観測チャンスがある。だが、その他のエリアでは観測が難しそう。

いよいよ明日(1月31日)、皆既月食!―ウェザーニューズが天気傾向を発表

日本海側は、寒気の影響により雲が広がりやすく、雪の降るところもある。また、太平洋側は、南西諸島付近から前線や低気圧が近づく影響で、西から段々と雲が広がる。このため、昼間日差しが届くところでも、夜は曇り空となってしまいそう。

この見解は1月30日11時時点のもの。最新の情報についてはスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」の『星空 Ch.』、またはウェザーニュースのウェブサイト「皆既月食2018.1.31」で確認されたい。

■ハワイから皆既月食を生中継

ウェザーニューズでは1月31日20時15分から23時15分(日本時間)まで特別番組を提供。ハワイ島ほか国内1か所から皆既月食の様子を生中継する。番組はウェザーニュースのウェブサイトの他、ニコニコ生放送、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH!、Facebookライブ動画など各種動画サイトで視聴できる。