雪道用の「靴底用滑り止めスパイク」

「靴底用滑り止めスパイク」は日常使用向けのクツに取り付けて使うスパイク。雪道や凍結した路面を歩く際に、スリップを防いでくれます。

クツに装着するタイプのスパイクとしては、バンドタイプのものが昔から存在しています。巻きつけるだけで簡単に取り付けできて便利…なのですが、簡単に外れてしまうという欠点も。筆者は東京で大雪の降った翌日(1月23日)、バンドタイプのスパイクをはめて駅に向かったのですが、30メートルもいかないうちに外れるというがっかりな結果となりました。

参考画像:靴底用滑り止めシングルバンド
これがバンドタイプ
持ち運びやすく、取り付けやすいのですが
雪道を歩いていると外れやすいという欠点が

そこで新たに購入した「靴底用滑り止めスパイク」は、つま先に先端を通してゴム製の本体をのばし、かかとに引っ掛けるタイプ。スパイクはゴムの力で靴に固定されます。これなら簡単には外れないのでは?と期待して購入してみました。実際のところどうなのでしょうか?

雪道用の「靴底用滑り止めスパイク」
これなら外れない?

■バンドタイプよりは外れない

装着して歩いてみると、バンドタイプよりもはずれにくいという期待通りの効果を得られました。また、バンドタイプには、バンドが足裏を圧迫し、しばらく歩いていると足裏が痛くなる(それも、耐えられなくないほど痛くなる)という欠点もあるのですが、「靴底用滑り止めスパイク」ではそれもありませんでした。

雪道用の「靴底用滑り止めスパイク」
外れにくくて痛くない!

ただこの製品、あまり耐久性はないかもしれません。何か所かゴムが細く、弱そうな箇所があります。通勤で使う場合、家から駅まで歩いたあと改札前で取り外すのですが、これを数日繰り返すと、切れてしまいそうな感じはあります。

とはいえ、このスパイクは低価格商品。価格は日によってかなり上下しますが、500円を超えることはあまりありません。使い捨てと考えても良いのかもしれません。

■効果は?

「靴底用滑り止めスパイク」をクツに装着して雪の積もった道を歩いたところ、装着しないときより安定して歩けました。この製品には、靴裏をカバーしない部分があるのですが、そこが雪を噛み、歩きやすくしてくれます。

雪道用の「靴底用滑り止めスパイク」
歩いてみたのはこんな道
2月2日早朝の中野駅近くです

ただ、凍結した場所では雪を噛まなくなるので、それなりに滑ります。そのような場所は、ゆっくりと歩いた方がよさそうです。

■購入には余裕を持って

「靴底用滑り止めスパイク」は、雪専用のクツを履くのではなく、革靴など滑りやすい靴を履いて通勤したい人にはぴったりです。靴裏がツルツルな革靴を履いて歩いたら、駅に着くまでに何度か転び、スーツが濡れて汚れてしまう。かといって、雪靴は履きたくない(仕事の都合で履けない)。そんな人を助けてくれます。

前述の通り、数回使用したら壊れてしまうかもしれません。でも、装着しないで転び、スーツをクリーニングに出すよりは、このスパイクのお値段の方が安いのではないでしょうか。

その他、家から駅まで、坂や階段がいくつかある人にもおススメできます。

雪の坂道をスパイクシューズで上る
駅までこんな坂が何度かある…というとき、安心感があります

購入時に注意したいのは購入先。Amazonでは複数のショップがこの商品を扱っていますが、中には中国から発送というショップも。そのようなショップで購入した場合、商品の到着までに2~3週間かかることがあります。天気予報で「来週、雪が降りそう」という情報を得てすぐに発注したとしても、翌週には届きません。急いでいるときには国内発送のショップの利用を、それも少し余裕を持って早めに発注するのをオススメします。
本記事は、プロモーション記事です。