ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」

「Acteon Packing Cube(アクティオンパッキングキューブ)」は、旅行時に衣類を入れる「圧縮バッグ」。限られたスーツケース内の容量を、最大限に有効活用できる。

ファスナーで衣類を圧縮「Acteon Packing Cube」
ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」

同様の商品はすでにいくつも販売されている。特に、100円ショップダイソーで販売されている圧縮袋を使っている人は筆者のまわりには多い。100円商品だけに耐久性は低いのだが、「旅行は年に1~2回だから、これで十分」という人もいる。


ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」
ダイソーの圧縮袋
安くて便利!

「Acteon Packing Cube」は100均の圧縮袋よりも優れているのだろうか?実際に使ってみたところ、「圧縮が簡単」「すでに着用した衣類と、これから着る衣類を分けられる」といったメリットを持っていることがわかった。

■圧縮、簡単!

100均などで販売されている圧縮袋の多くは、衣類を畳んで袋に入れ圧縮袋を丸めながら空気を押し出すタイプ。だがうまく圧縮できなかったり、圧縮時に衣類がしわだらけになることもある。その点「Acteon Packing Cube」は、ファスナーをしめて圧縮するタイプ。袋の上に乗って体重をかけたりしなくても手軽に圧縮が可能だ。

また、ファスナーに最も負担がかかる箇所は2重化されており、負担を分散して衣類からの圧力に耐えられるよう工夫してある。

ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」
ファスナーにもっとも負荷のかかる始点と終点は

ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」
このとおり、2重化
衣類からの圧力に耐える

■汚れものは、裏に

すでに着用した衣類とそうでないものを分類できる点も大きなメリット。「Acteon Packing Cube」には、衣服を入れるエリアが両面に用意されている。出発時にはその片面に衣類を入れておき、着用が終わったものから反対側に入れ、衣類を分類できるのだ。これで汚れものとそうでないものが混ざってしまうことがない。

ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」
出発時にはミッキーがいるエリアに衣類を入れておき
着用し終わったらダッフィーのいるエリアに収納
汚れものとそうでないものが混ざらない
(注:ダッフィーは汚れていません)

地味な機能と思うかもしれないが、実際に使ってみるとうれしい。100均圧縮袋を使う場合にはホテルを出るときに、脱いだ靴下などを圧縮袋に入れて空気を抜いて圧縮しないといけない。これは潔癖症の人にはなかなかに厳しい作業だ。「Acteon Packing Cube」は潔癖気味の人にも優しいといえる。

■LCC時代の圧縮袋

以前であれば、旅行時には大きなスーツケースを使い、衣類は圧縮しないでどんどん放り込んでいたという人も多かったはず。だが、最近はLCCを使うケースが増えて、機内持ち込み用の小さなスーツケースに代えたという人も。そんな人にとって、圧縮袋の存在はありがたいものだ。

ファスナーで圧縮する「Acten Packing Care」
大きなスーツケース(画像左)に荷物をそのまま入れていた人も
機内持ち込み用スーツケース(画像右)に買い替えて
圧縮袋を使用するように
(注:ダッフィーは、買ったばかりの新品です)

「Acteon Packing Cube」はLCC向けに小さなスーツケースに買い替えたけど、100均の真空タイプ圧縮袋が苦手、という人に新しい選択肢を与えてくれる。

ファスナーで衣類を圧縮する「Acteon Packing Cube」

開発したのは米国カリフォルニアのActeonチーム。彼女たちは「Acteon Packing Cube」の日本への正規輸入を目指し、クラウドファンディングサイトKibidangoで出資者募集のキャンペーンを実施している。Kibidangoでの入手方法や支援価格については、KibidangoのWebサイト内のプロジェクトページ「ファスナーで簡単に圧縮!出張や旅の衣類スペースが半分になる「圧縮バッグ」」を参照されたい。