「ProPoint」は、机やテーブルのない場所でも使いやすいマウス。ニュージーランドクライストチャーチに本拠をおくSwiftpointが開発した。
キャッチフレーズは「究極のトラベルマウス」。通常のマウスを使用するスペースがなくても、ノートPCのアームレストの上で利用が可能だ。
これを可能にしたのは、通常のマウスよりも小さなサイズ。通常のマウスの形状であれば、ここまで小さくしてしまうとうまくつかめない。そこで 「ProPoint」では、「Ergonomic Pen Grip Design」と呼ばれる、ペンや鉛筆のようにつかめる形状を採用し、この問題を解決した。
ペンや鉛筆のようにつかめる形状を採用
ペンや鉛筆のようにつかめたところで、アームレストのわずかなスペースでマウスポインタを動かすのが大変であることに変わりはない。これに対応するため、「ProPoint」では通常の3ボタンとスクロールホイールに加え、ジャイロスコープ技術も搭載した。この技術ではマウスを傾けながら操作することで、画面のスクロールや、回転、ズーム、パンなどが行える。
画面のスクロールや、回転、ズーム、パンを行える
サイズが小さくなると、マウスを無くしてしまいがちに。また、内蔵されるバッテリーのサイズ・容量も小さくなってしまうので、すぐにバッテリー切れを起こしがちになってしまう。「ProPoint」は、ノートPCのモニター背面に取り付ける「パーキングスポット」を用意。このスポットにマグネットで「ProPoint」を貼り付けることで、移動時には「ProPoint」のことを忘れてノートPCを持ち歩ける。
マウスを無くさない
バッテリー切れに対策にもぬかりはない。「ProPoint」は、30秒の充電で1時間の利用が可能とされた。フル充電すると最大で4週間利用できるという。また、チャージポート機能のついたUSBレシーバーを付属させた。マウス作業をしないときにはこのレシーバーに「ProPoint」を置いて充電できる。ちょっとした空き時間でこまめに充電することで、いざというときのバッテリー切れを防ぐ。
その他、「ProPoint」にはプレゼンテーションデバイスとしての機能も搭載された。
Swiftpointは現在、彼らにとって3度目となるクラウドファンディングプロジェクトを、Kickstarterで実施している。本稿執筆時点では、126ドルの出資と、24ドルの送料で「ProPoint」を1個入手可能だ。出荷は2018年10月に予定されている。