ステレオイヤホン「IER-Z1R」

100kHzの超高音域まで再生可能でハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)対応のステレオイヤホン「IER-Z1R」をソニーが販売している。

「コンサートホールの特等席で聞いているような体験ができる」とうたった製品。ソニーが長年つちかってきたアナログ/デジタルの高音質技術を活用した「Signature Series (シグネチャーシリーズ)」の1つ。


低音域から中高音域、高音域、超高音域と、割り当てられた帯域の異なる3つのドライバーユニットを組み合わせた、「HDハイブリッドドライバーシステム」を搭載している。

それぞれのドライバーユニットが出力した音波が最適な位相で合わさるよう、音が伝わる経路を緻密に調整した新開発の「リファインドフェイズ・ストラクチャー」で、楽器やボーカル本来の音色を再現するとか。同時に従来にない音の分離感も実現するとのこと。

これに加えインナーハウジングにはマグネシウム合金を採用し、不要な振動を抑えて鮮明な音質を出せるようにした。ハウジングには非常に高い硬度と耐食性を持つジルコニウム合金を採用。フェイスプレートには、高級腕時計などが用いる地金に研磨で繊細なうろこ模様をつけるペルラージュ加工を施している。

組み立ては、プロフェッショナル向け音響機器を長年生産してきたソニー・太陽(大分県)で行っている。オープン価格だが店頭実勢は20万円前後(税別)。