LANケーブルを電源がわりに使えるPoEスイッチングハブ「LAN-GIGAPOE51」

LANケーブル1本でデータ通信と電力供給ができるPoE(Power Over Ethernet)規格に対応したギガビット対応スイッチングハブ「LAN-GIGAPOE51」「LAN-GIGAPOE81」をサンワサプライが販売している。最長180m先の機器とつなげられる。

希望小売価格は2万3,100円~3万4,100円(税込)。各種のPoE対応機器と組み合わせれば、LANケーブルを電源代わりに使えるため、コンセント差込口のない場所でも利用できる。


「LAN-GIGAPOE51」は5ポートつきのモデル。ポート5が通常のギガビット通信アップリンクポートとなっており、ポート1~4が合計最大70WのPoE出力対応ポートになっている。従来のPoE規格より高出力が可能なPoE+(IEEE802.3at)規格に対応する。

「LAN-GIGAPOE81」は8ポートつきのモデル。合計で最大130WのPoE出力が可能で、すべてのポートがPoE+規格に対応する。

両製品とも全ポートが1Gbps(1000Mbps)の通信速度に対応しており、大容量の動画や写真などのやりとりに向く。一度に転送するデータのサイズを1,500バイトから最大9~15キロバイトに引き上げる「ジャンボフレーム」にも対応し、より円滑に転送が行える。

最長180m先の機器への給電、通信が可能な「長距離伝送モード」をポートごとに設定可能。長距離伝送モードの場合は通信速度は10Mbpsに落ちるため、高速通信を必要としないIP電話機やIPカメラなどの利用に向く。

このほかストレートケーブル/クロスケーブルを自動認識するAUTO-MDIXや、接続する機器に合わせて10/100/1000Mbps自動切り替えが可能なAUTO-Negotiationなどの機能を備える。内部の熱を効率良く逃がすことのできる金属製の筐体を採用。動作音が静かなファンレス仕様。