新型コロナウイルス関連肺炎に関する情報の広がりを受け、東京都感染症情報センターが個人でできる対策を公開している。決して特殊な方法ではない。インフルエンザ対策と同様の咳エチケットや手洗いなどだ。
中国で2019年12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告が続き、国内でも武漢市に滞在歴がある肺炎患者からウイルスの検出があった。東京都内でも患者は見つかっている。
1月25日時点では、日本国内で人から人への持続した感染は認められていない。東京都ではインフルエンザ対策と同様の方法を勧めている。
具体的には流水と石鹸による手洗いをひんぱんに行うのが第一。特に外出したあとや咳をしたあと、口や鼻、目などに触る前には手洗いを徹底することが重要とか。ごくありきたりの方法に思えるが、東京都では過去にYouTubeで公開した「正しい手洗いの動画」もあらためて紹介して実施を促している。
また咳やくしゃみをする場合には口と鼻をティッシュや手でおおうことも大事だそう。その後、ティッシュは捨て、流水と石鹸で手を洗うべきとしている。
もし武漢市に滞在歴がある人などに、咳や発熱などの症状が出た場合には、病院などへ「事前に」そのことを伝えた上、マスクを着けできるだけ早く受診してほしいとのこと。
東京都感染症情報センターでは、ほかにも中国人旅行者向けの情報や、厚生労働省などの関連情報へのリンクを公式サイトにわかりやすくまとめている。