テクシる「ひんやり麻マスク」

麻とポリエステルの複合生地「NEO能登上布」を使った「ひんやり麻マスク」(NEO能登上布 夏用立体ファッションマスク)が6月10日に発売となる。石川県鹿島郡中能登町で、地域の繊維事業者有志で作る任意団体「テクシる」が開発し、直販サイトで取り扱う。

「織物のまち」中能登町に伝わる麻の伝統織物「能登上布」と、昭和初期から化合繊織物工業の地場産業でつちかった技術を組み合わせた製品。


コロナウイルスの影響でマスクの常時着用が生活の基本となった今日、2020年の夏を快適に過ごせるよう開発した。

テクシる「ひんやり麻マスク」

麻は軽くて蒸れにくく、能登上布は主に着物などに用いる。ただし顔に直接触れる場合には麻100%だとチクチクと感じるため。麻とポリエステルを複合させ、顔に触れても滑らかで、ひんやりとした肌ざわりになるようにした。

吸収した水分を拡散する速度や、湿気を放出する速度が速く熱伝導率が良く、体温を奪って放熱し、肌に接触冷感、涼感を与える。生地の素材感を生かしたデザインも特徴。また生地自体がシワになりにくい素材であるため、ネットに入れれば洗濯にもかけられる。手洗いするとより長く使える。

販売価格は1枚1,500円(税込)で、試験的に実際の開発費、製作費に対し抑えた設定としている。注文数は1人5点までとなっている。

大きさはMサイズ(女性向けサイズ)が130mm×210mm、Lサイズ(男性向けサイズ)が135mm×240mm。デザイン全10種類で次の通り。

テクシる「ひんやり麻マスク」

1. 青褐 - AOKACHI - (青色系)
2. 群青 - GUNJOU - (青色系)
3. 紺青 - KONJOU - (青色系)
4. 紺鼠 - KONNEZU - (青色系)
5. 橡 - TURUBAMI - (灰色系)
6. 青碧 - SEIHEKI - (水色系)
7. 舛花 - MASUHANA - (青色系)
8. 菜の花 - NANOHANA - (黄色系)
9. 青鈍 - AONIBI - (灰色系)
10. 刈安 - KARIYASU - (黄色系)