マセラティはスーパースポーツカー「MC20」を発表しました。最高出力630ps、最大トルク730Nmを発揮するV6エンジン「Nettuno（ネットゥーノ）」を搭載し、0-100km/h加速で2.9秒以下、最高速度は時速325km以上を達成しています。


「MC20」の車重は1,500kg以下で、パワーウェイトレシオはクラス最高となる2.33kg/psを実現。この驚異的な数字はカーボンファイバーのポテンシャルを最大限に引き出した素材の採用で達成されており、快適性は犠牲になっていません。



デザインでは、ブランド初のバタフライ・ドアが特徴。このドアは美しいだけでなく、キャビンへのアクセスを容易にする機能性の高いものともなっています。また「MC20」は、クーペ、コンバーチブル、フルエレクトリックの全てに対応できるデザインとされました。


空力特性では「MC20」の美しさを損なうことなくダウンフォースを向上させる目立たないリアスポイラーを装着。CX値は0.38以下となっています。


インテリアはドライバーが運転に集中しやすい環境を第一とした設計。2つの10インチスクリーンが装備され、1つはコックピット用、もう1つはマセラティ・マルティメディア・システム（MIA）用とされています。


センターコンソールには、ワイヤレス・スマートフォン充電器、ドライビングモード・セレクター、ギヤシフト用ボタン、パワーウィンドウ開閉、マルチメディアシステムコントロールなどが合理的に配置されています。その他のコントロールはすべてステアリングホイール上にあり、左側にはイグニッションボタン、右側にはローンチコントロールが配されました。


外装色には専用色として、MC20を特徴づける6つの新色「ビアンコ・アウダーチェ」「ジャッロ・ジェニオ」「ロッソ・ヴィンチェンテ」「ブルー・インフィニート」「ネロ・エニグマ」「グリジオ・ミステロ」を開発しています。

欧州向けの生産開始は今年度末の予定となっています。