マイクロ・ロボットタクシー「Mopi」の初めての公道実証実験が静岡県浜松市天竜区水窪町で実施される。浜松市が主宰する「実証実験サポート事業」の支援を受けてパーセプティンがマクニカと共同で行う、ラストワンマイル問題の解決手段としての自動運転タクシーの可能性を検討する試験運用。

ロボットタクシーが浜松を走る! 「Mopi」公道実証実験開始

「Mopi」とは、自動運転のEV「macniCAR-01」を使用した近距離移動向けタクシーサービス。「macniCAR-01」はタジマEVによる「タジマ・ジャイアン」を、タジマEV、マクニカ、パーセプティンで自動運転化して軽自動車のナンバーを取得し、運行地域限定での公道走行を可能にしたものだ。


ロボットタクシーが浜松を走る! 「Mopi」公道実証実験開始
参考画像:ベース車両となったタジマEVによる「タジマ・ジャイアン」
長さ254.5x幅129x高さ157cmで、乗車人員は2名

「Mopi」の特徴は次の通り。

・ 公共交通機関を補完する近距離移動専用のタクシーサービス
・ 運転手不足の解消やコスト軽減を実現する自動運転機能を装備
・ バスなどとは異なり、目的地に直接行ける高い利便性を提供
・ 時速20km以下の低速走行で歩行者も安心
・ 低価格で地域に必要な台数の車両を比較的容易に導入できる

今回の実証実験では、ラストワンマイル問題を抱える浜松市の中山間部の水窪地域で4日間の「MOPI」の試験運用を行い、利用者の意見を収集する。また、運用上の課題を明確化することも目的としている。

■ 実証実験の概要
日時:11月21日から24日までの4日間
時間:9時から12時、13時から15時
走行ルート:天竜区水窪町市街地旧道約2キロの区間

ロボットタクシーが浜松を走る! 「Mopi」公道実証実験開始

乗車人員:1名(テストドライバーが同乗し緊急時に車両を操作するため)
時刻表(案):

ロボットタクシーが浜松を走る! 「Mopi」公道実証実験開始